ホームページ保守契約には何が含まれる?契約前の確認項目

Web運用・保守
WEBSITE MAINTENANCE CONTRACT GUIDE

ホームページ保守契約には何が含まれる?
契約前の確認項目

ホームページの保守契約は、会社によって対応範囲が大きく異なります。 WordPressの更新、バックアップ、サーバー・ドメイン管理、 軽微な文章修正、障害時の確認まで含む契約もあれば、 サーバーを維持するだけの契約もあります。 月額料金だけで比べず、何を・何回・どの時間帯に対応し、 どこから追加料金になるのかを契約前に確認することが重要です。

更新・バックアップ 障害対応 作業回数 対象外・追加料金
最初に確認 作業内容・回数・
対応時間

「保守一式」だけで判断せず、具体的な作業と上限を確認します。

事故への備え バックアップ・復元・
障害時の連絡

保存頻度だけでなく、復元作業が料金内か、誰が判断するかも確認します。

契約終了時 データ・アカウント・
引き継ぎ

ドメインやサーバーの名義、管理権限、データ受け渡しの条件を残します。

SECTION 01

ホームページ保守契約は 作業範囲と対応条件を分けて確認します

契約名や月額料金が同じでも、実際に受けられる対応は異なります。

ANSWER 「何をするか」と
「どこまでか」を確認

ホームページの保守契約には、法律や業界全体で統一された一つの内容があるわけではありません。 制作会社や保守会社が定めた契約内容に基づき、 更新管理、バックアップ、修正、障害対応などの範囲が決まります。

そのため、「WordPress保守」「管理費」「サポート費」と書かれているだけでは、 ページ修正まで含まれるのか、バックアップからの復元が有料なのか、 休日の障害へ対応するのか判断できません。

契約前には、 作業内容、頻度・回数、受付方法、対応時間、対象外、追加料金、契約終了時の扱い を書面で確認します。 口頭説明と契約書・申込書・利用規約の内容が異なる場合に備え、 最終的な条件が記載された資料を保存しておきましょう。

SECTION 02

ホームページ保守契約に 含まれることが多い作業

実際に含まれるかは契約ごとに異なるため、各項目を個別に確認します。

01
WordPress・CMSの更新

WordPress本体、テーマ、プラグインなどの更新を行います。 更新前のバックアップ、互換性確認、更新後の表示確認まで含むかを確認します。

02
定期バックアップ

サイトファイルとデータベースを定期的に保存します。 頻度、保存先、保持する世代数、保存期間を確認します。

03
サーバー・ドメインの基本管理

更新期限、契約情報、SSL証明書、容量などを確認します。 利用料金が保守費に含まれるか、別途実費かも確認します。

04
軽微な文章・画像修正

営業時間、料金、文章、写真などの変更を行います。 月の回数・時間・文字数・画像枚数などの上限を確認します。

05
表示・フォームの基本確認

主要ページや問い合わせフォームが正常に動作するかを確認します。 定期確認か、依頼を受けた場合だけかを確認します。

06
障害発生時の一次確認

サイトが表示されない、更新後に崩れたなどの連絡を受け、 サーバー・WordPress・外部サービスのどこに原因があるか確認します。

07
アカウントの基本管理

WordPress利用者の追加・削除、権限の整理、 制作会社や退職者のアカウント確認などを行う場合があります。

08
アクセス状況の簡易確認

Search Consoleやアクセス解析の基本確認を含む契約もあります。 詳細な分析やSEO改善提案は別契約になることが多いため、範囲を確認します。

WordPress公式は、更新前にバックアップを行い、 本体・テーマ・プラグインを適切に更新することを案内しています。 保守契約では「更新ボタンを押す作業」だけでなく、 更新前後の確認と不具合時の戻し方まで含まれるかが重要です。
SECTION 03

保守契約の対象外に なりやすい作業を確認する

「ホームページに関係する作業はすべて月額内」とは限りません。

新しいページの追加

サービスページ、採用ページ、LPなどの新規制作は、 軽微修正ではなく制作費として見積もられる場合があります。

デザインの大幅変更

レイアウト変更、全面リニューアル、 スマートフォン表示の再設計などは対象外になりやすい作業です。

原稿作成・写真撮影・画像制作

依頼者が用意した文章や画像の差し替えは含まれても、 企画・取材・執筆・撮影・加工は別料金になる場合があります。

SEO順位や問い合わせ数の保証

基本設定や軽微な改善が含まれても、 検索順位・アクセス・問い合わせ・売上の成果保証とは別です。

マルウェア除去・侵害調査

バックアップからの復元は対応しても、 不正アクセスの原因調査、マルウェア除去、影響範囲の確認は専門作業になる場合があります。

外部サービスの障害対応

Google、LINE、予約サービス、決済、SNSなど、 第三者サービス側の障害を保守会社だけで解決できない場合があります。

サーバー・ドメイン・有料機能の実費

保守作業費とは別に、サーバー、ドメイン、 有料プラグイン、素材、外部システムの費用が発生する場合があります。

夜間・休日の緊急対応

平日の営業時間内だけが通常対応で、 夜間・休日・即時対応は追加契約や緊急料金になる場合があります。

対象外作業は「対応しない」という意味だけではありません。 別途見積もりで対応できるのか、他社への依頼が必要なのか、 緊急時には誰へ連絡すべきかまで確認しましょう。
SECTION 04

作業内容だけでなく 回数・時間・受付方法を確認します

同じ「修正対応あり」でも、月1回と無制限では使い方が異なります。

確認項目
確認する内容
注意する点
作業回数
月何回まで、複数箇所を一回として扱うか
修正依頼を小分けにすると回数を使い切る場合がある
作業時間
月30分・1時間などの上限、未使用時間の繰り越し
作業の難易度ではなく所要時間で追加料金になる契約もある
受付方法
メール、チャット、電話、専用フォーム
電話で受けた依頼は記録のためメール確認が必要な場合がある
受付・対応時間
営業日、営業時間、初回返信の目安
「受付」と「修正完了」は異なるため、完了目安も確認する
優先度
サイト停止、誤表示、通常修正の順番
緊急扱いになる条件と、通常依頼より優先される範囲を確認
超過料金
追加1回・30分・1時間・1ページあたりの料金
作業開始前に見積もり・承認があるか確認する
最低契約期間
月単位・年間契約、更新方法、解約期限
月額表示でも年間契約の場合があるため総額を確認する
「無制限」と記載されている契約でも、 一回あたりの作業量、依頼できる種類、 対応までの期間などに条件がある場合があります。 表現だけで判断せず、具体例を挙げて確認しましょう。
SECTION 05

バックアップと障害対応は 保存から復元まで分けて確認します

バックアップが存在しても、復元作業やデータ確認が契約外の場合があります。

01
何を保存するか

サイトファイル、データベース、画像、 メールなど、復元に必要な対象を確認します。

保存対象
02
どの頻度で保存するか

日次・週次・月次に加え、 WordPress更新や大きな修正の直前にも保存するか確認します。

取得頻度
03
どこへ何世代保存するか

サーバー内だけか、外部ストレージにも保存するか、 何日・何世代を保持するか確認します。

保存先・期間
04
復元作業が含まれるか

更新失敗、誤操作、サーバー障害、改ざんなど、 原因別に復元が料金内か別料金か確認します。

復元範囲
05
障害時の一次連絡を決める

表示できない場合に誰へ連絡し、 サーバー会社・保守会社・外部サービスのどこが調査するか決めます。

連絡体制
06
復旧後の確認範囲を決める

トップ、サービス、料金、画像、フォーム、 スマートフォン表示など、復旧後に確認するページを決めます。

動作確認
WordPress公式は、最近のバックアップを複数世代保持し、 異なる場所へ保存する考え方を示しています。 IPAの中小企業向けガイドラインでも、事業継続・復旧のためのバックアップが 基本的な対策として重視されています。
SECTION 06

契約中だけでなく 終了後に引き継げる状態か確認します

サイトは表示できていても、契約名義や管理権限が分からないと移管が難しくなります。

OWNERSHIP 契約名義・所有関係
誰の契約か

ドメイン、サーバー、有料テーマ、 外部サービスの名義と支払者を確認します。

事業者自身が契約者か、制作会社名義かで終了時の手続きが変わります。
ACCESS 管理アカウント
どこまで受け取れるか

WordPress、サーバー、ドメイン、 Search Console、アクセス解析などの管理権限を確認します。

共用パスワードだけでなく、所有者アカウントと担当者権限を分けます。
HANDOVER 契約終了時の引き継ぎ
データ・設定・費用

サイトデータ、データベース、DNS設定、 利用サービス一覧、更新履歴の受け渡し条件を確認します。

引き継ぎ作業の料金、対応期間、解約申出期限も確認します。
契約項目
確認する内容
残しておきたい記録
契約期間・更新
自動更新、更新時期、解約申出期限
契約開始日、満了日、次回確認日
支払い
月払い・年払い、返金、途中解約、未払い時の停止
請求書、支払方法、年間総額
再委託
他の事業者へ作業を委託する可能性と情報の扱い
委託範囲、連絡窓口、秘密情報の取扱い
終了時のサイト
公開継続、停止日、データ削除日、移管可能期間
バックアップ、アカウント一覧、移管手順
管理情報には重要な認証情報が含まれます。 メール本文や共有ファイルへ無防備に保存せず、 パスワード管理方法、権限を持つ担当者、 退職・契約終了時の削除手順も決めましょう。
CONTRACT CHECK

ホームページ保守契約前に 確認したい24項目

分からない項目は契約前に質問し、回答をメールや契約書へ残します。

WordPress本体の更新が含まれる
テーマ・プラグイン更新が含まれる
更新前後の確認範囲が分かる
バックアップ対象が分かる
取得頻度・保存先・保持期間が分かる
バックアップからの復元が料金内か確認した
サーバー・ドメイン料金の扱いが分かる
SSL・契約期限の管理範囲が分かる
文章・画像修正の回数上限が分かる
作業時間の上限と繰り越し条件が分かる
新規ページ・大幅変更の料金が分かる
原稿・写真の準備担当が決まっている
受付方法と連絡窓口が分かる
通常の受付・対応時間が分かる
緊急対応の条件と料金が分かる
サイト停止時の一次連絡先が分かる
マルウェア・侵害調査の範囲が分かる
追加作業前に見積もりがある
最低契約期間と年間総額を確認した
自動更新と解約申出期限を確認した
ドメイン・サーバーの契約名義が分かる
必要な管理アカウントを受け取れる
契約終了時のデータ受け渡し条件が分かる
口頭説明と書面の内容が一致している
保守契約は、作業量が多いほど必ず優れているわけではありません。 自社で更新できる範囲、サイト停止による影響、 社内担当者の有無を考え、必要な作業を継続して受けられる契約を選びましょう。
MORINOMIYAKO PLAN

制作後の更新・バックアップ・ 基本保守まで年間プランで対応します

杜の都Webサービスでは、ホームページ制作だけでなく、 WordPressの基本更新、定期バックアップ、 軽微な修正、サーバー・ドメインの基本管理までまとめて対応します。

初期制作費 年間プランなら
0円から
月額換算9,800円から

年間プランに含む主な内容

  • WordPressの基本更新管理
  • テーマ・プラグインの基本更新
  • 定期バックアップ
  • 主要ページの表示確認
  • 問い合わせフォームの基本確認
  • 月2回までの軽微な更新
  • サーバー・ドメインの基本管理
  • 公開後の基本的な相談対応

※対応回数、作業量、緊急対応、復元作業、 セキュリティ侵害への対応、新規ページ制作などの範囲は契約条件によります。 実際の対象作業と追加料金が発生する条件は、契約前にご説明します。

料金・保守内容を確認する →
月額料金だけで決めず
困ったときに受けられる対応を確認しましょう

更新、バックアップ、修正、障害時の連絡、 対象外作業、追加料金、契約終了時の引き継ぎまで整理し、 自社のホームページに必要な保守範囲を選びます。

WordPressの更新・バックアップと中小企業のセキュリティ対策について

本記事は、2026年7月時点のWordPress.org、 WordPress Developer ResourcesおよびIPAの公式情報を参考に作成しています。 保守契約の具体的な作業範囲、対応時間、料金、責任分担は、 契約する事業者とプランによって異なります。 契約書・申込書・利用規約などの最新条件を必ずご確認ください。