ホームページ制作会社から受け取るもの一覧|引き継ぎチェックリスト

Web運用・保守
WEBSITE HANDOVER CHECKLIST

ホームページ制作会社から受け取るもの一覧
引き継ぎチェックリスト

制作会社の変更、保守契約の終了、社内管理への切り替えでは、 WordPressのログイン情報だけを受け取っても十分ではありません。 サイトファイルとデータベース、ドメイン・サーバーの契約情報、 Search Consoleやアクセス解析の権限、 有料テーマ・プラグインのライセンス、更新手順など、 ホームページを継続して運用するための情報をまとめて引き継ぐ必要があります。 必要なものを種類別に解説します。

ログイン・権限 サイトデータ 契約・ライセンス 運用マニュアル
管理情報 ドメイン・サーバー・
各種アカウント

契約名義、管理画面、所有者権限、支払方法、更新日を確認します。

サイトデータ ファイルと
データベース

WordPressでは両方が必要です。記事のXML出力だけでは完全移転になりません。

引き継ぎ完了 新管理者で確認後に
旧権限を削除

先に新しい権限とバックアップを確保し、動作確認後に旧担当者を外します。

SECTION 01

引き継ぎではログイン情報だけでなく データ・契約・権限・手順を受け取ります

新しい管理者が、制作会社へ連絡しなくても通常運用と障害対応を始められる状態を目指します。

ANSWER 4種類を
一括で引き継ぐ

ホームページの引き継ぎで必要なものは、 管理アカウント、サイトデータ、契約・ライセンス情報、運用資料 の4種類に分けられます。

WordPressへログインできても、サーバーやドメインの契約が分からなければ、 サイト移転、DNS変更、契約更新、障害調査を行えません。 反対にサーバーへ入れても、Search ConsoleやGoogleアナリティクスの権限がなければ、 過去の検索・アクセスデータを継続して確認できません。

また、データを受け取っただけでは引き継ぎ完了ではありません。 新しい担当者が各管理画面へ入り、 バックアップを復元できること、サイト・フォーム・メールが正常に動くことを確認してから、 旧制作会社や退職者の権限を整理します。

制作会社との契約により、受け取れるデータ、元データ、ライセンス、 引き継ぎ作業の料金は異なります。 契約終了直前ではなく、契約開始時に引き継ぎ条件を確認しておくことが理想です。
SECTION 02

最初に契約先・名義・管理権限を 一覧にします

パスワードだけでなく、誰が契約者・所有者・管理者なのかを確認します。

対象
受け取る情報
確認ポイント
ドメイン
登録事業者、登録者名、管理画面、更新日、AuthCode、DNS設定
自社名義か、移管・指定事業者変更ができるか
レンタルサーバー
契約会社、プラン、契約名義、管理画面、更新日、支払方法
契約を引き継ぐか、新サーバーへ移転するか
WordPress
管理者アカウント、サイトURL、管理画面URL、ユーザー一覧
自社用の管理者を作成し、共用アカウントだけにしない
サーバー接続
FTP・SFTP・SSH、データベース、phpMyAdminなどの接続情報
接続方法、ポート、接続元制限、秘密鍵の有無
メール
メールアカウント、転送、受信先、DNSレコード、送信サービス
問い合わせメールがどこへ届くか、旧担当者へ残っていないか
SSL・外部サービス
証明書、CDN、フォーム、予約、決済、セキュリティなどの契約情報
更新費、契約者、連絡先、解約時の影響
JPドメイン名の管理指定事業者を変更する場合、 認証コード(AuthCode)が本人または委任を受けた申請者の確認に利用されます。 ドメインの種類と契約会社により手続きが異なるため、 現在の管理事業者へ早めに確認しましょう。
SECTION 03

サイトデータはファイルとデータベースを 同じ時点で受け取ります

WordPressの記事出力だけでは、テーマ・プラグイン・画像・各種設定を完全には引き継げません。

FILES サイトファイル
テーマ・画像・設定

WordPress本体、テーマ、子テーマ、プラグイン、 アップロード画像、wp-config.php、.htaccessなどを確認します。

独自コードやサーバー固有の設定ファイルも一覧にします。
DATABASE データベース
記事・設定・ユーザー

投稿、固定ページ、メニュー、各種設定、 WordPressユーザーなどを含むデータベースを書き出します。

ファイルのダウンロードだけではデータベースを保存できません。
SOURCE 制作元データ
再編集できる形式

ロゴ、写真、図版、デザイン、原稿、 独自プログラムなどの編集可能な元データを確認します。

契約上の納品対象か、第三者ライセンスを含むかを確認します。
受け取るもの
具体例
確認事項
完全バックアップ
ファイル一式とデータベースの書き出し
同じ日時の組み合わせか、復元方法が分かるか
テーマ・子テーマ
使用中のテーマ、独自CSS、テンプレート変更
更新時に変更が消えない構成か、独自変更箇所が分かるか
プラグイン一覧
有効・停止中、用途、更新方法、有料ライセンス
不要なもの、契約終了後に使えなくなるものを確認
原稿・画像
掲載文章、写真、図表、PDF、動画
権利者、出典、利用可能な範囲、元画像の有無
独自コード
PHP、JavaScript、CSS、API連携、バッチ処理
ソース、仕様、依存サービス、保守できる条件
WordPress公式では、通常のサイトを完全に復元するために ファイルとデータベースの両方が必要だと説明されています。 WordPressの「エクスポート」で取得できるXMLは記事移行には使えますが、 サイト全体の完全バックアップとは役割が異なります。
SECTION 04

解析・検索・集客サービスは 自社アカウントへ権限を追加します

制作会社のログイン情報を共有してもらうのではなく、自社のアカウントを所有者・管理者へ追加します。

01
Google Search Console

自社のGoogleアカウントを確認済み所有者または必要な権限へ追加し、 プロパティ形式と確認方法も記録します。

02
Googleアナリティクス

アカウント・プロパティの管理者権限を確認し、 データストリーム、キーイベント、連携サービスを記録します。

03
Googleタグマネージャー

アカウントとコンテナの管理・公開権限を確認します。 一人だけの管理者に依存しない体制へ変更します。

04
Googleビジネスプロフィール

自社をオーナーとして追加し、 必要に応じてメインのオーナー権限を正式に移します。

05
広告・予約・SNS

Google広告、Meta、LINE、予約サービスなどの所有者・管理者、 支払方法、計測タグを確認します。

06
フォーム・メール配信

フォームサービス、SMTP、メール配信、 スパム対策などの契約と受信先を確認します。

Googleの各サービスは、他人のパスワードを共有するより、 利用者ごとに権限を追加・削除する方式が基本です。 Search Consoleの所有者、Analyticsの管理者、 Tag Managerの管理者、ビジネスプロフィールのオーナーなど、 サービスごとに必要な役割を確認しましょう。
SECTION 05

ログインできるだけでは分からない 設定・運用・変更履歴も受け取ります

新しい管理者が調査し直す時間を減らし、意図せず重要設定を消す事故を防ぎます。

資料
記載したい内容
利用場面
サイト構成・ページ一覧
URL、ページ名、公開・非公開、主な役割
リンク切れ、移転、ページ整理、サイトマップ確認
機能・仕様一覧
フォーム、予約、検索、会員、外部API、独自処理
障害調査、改修見積もり、外部サービス終了時の対応
更新マニュアル
記事、料金、画像、営業時間、バックアップの手順
社内更新、担当者変更、誤操作防止
DNS・メール設定
A、CNAME、MX、TXTなどのレコードと用途
サーバー移転、メール障害、所有権確認
フォーム設定
受信先、自動返信、SMTP、完了ページ、迷惑送信対策
問い合わせ未着、担当変更、計測確認
更新・障害履歴
実施日、変更内容、不具合、復元、未解決事項
再発防止、問題の切り分け、次回更新
契約・費用一覧
サービス名、契約者、更新日、料金、解約条件
更新漏れ、予算管理、委託先変更
資料が存在しない場合は、引き継ぎ期間中に 制作会社と新担当者が画面を確認しながら作成します。 すべてを詳細な仕様書にするのが難しい場合でも、 契約一覧、アカウント一覧、独自変更箇所、障害時の連絡先は残しましょう。
SECTION 06

新しい管理者の権限とバックアップを確保してから 旧担当者のアクセスを削除します

先に旧アカウントを削除すると、必要なデータや権限を取り戻せなくなる可能性があります。

01
契約書と現在の管理状況を確認する

引き継ぎ対象、納品範囲、解約期限、追加料金、 データ削除時期を制作会社へ確認します。

条件確認
02
対象サービスを一覧化する

ドメイン、サーバー、WordPress、メール、 Google、予約、広告、SNSなどを漏れなく書き出します。

棚卸し
03
自社・新制作会社のアカウントを追加する

パスワード共有ではなく、各サービスのユーザー・所有者・管理者機能を使います。

権限追加
04
完全バックアップと資料を受け取る

ファイル、データベース、元データ、 契約一覧、設定資料、更新履歴を保存します。

データ保全
05
ドメイン・サーバーを移管または名義変更する

サイト停止を避けるため、DNS、メール、 SSL、フォームの切り替え順を事前に決めます。

契約移行
06
新しい環境とアカウントで動作確認する

ページ表示、画像、問い合わせ、メール、 予約、計測、スマートフォン表示を確認します。

検収
07
共有パスワードと旧担当者の権限を整理する

新しい管理者のログインを確認後、 旧制作会社・退職者を削除し、パスワードと二要素認証を更新します。

アクセス整理
08
引き継ぎ完了記録を残す

受領物、権限、確認結果、未解決事項、 次回更新日を一覧へ残します。

完了記録
パスワードや秘密鍵をメール・チャットへ平文でまとめて送るのは避け、 可能なサービスでは利用者を個別に招待します。 共有が必要な認証情報は、安全なパスワード管理方法を使い、 引き継ぎ後に変更しましょう。
HANDOVER CHECK

制作会社から受け取るもの 32項目チェックリスト

サイトの構成によって不要な項目もあります。利用中のサービスを確認して選びましょう。

制作・保守契約書と最新の仕様書
ドメインの登録会社・登録者・更新日
ドメイン管理画面とAuthCode
現在のDNSレコード一覧
サーバー会社・プラン・契約名義・更新日
サーバー管理画面の自社権限
FTP・SFTP・SSHの接続情報
データベース名と管理方法
WordPress管理者アカウント
WordPressユーザー一覧と役割
サイトファイル一式のバックアップ
同じ時点のデータベースバックアップ
テーマ・子テーマ・独自CSS
プラグイン一覧と用途
有料テーマ・プラグインのライセンス
掲載文章・写真・図版の元データ
ロゴ・デザインの編集可能データ
独自プログラムのソースと仕様
独自ドメインメールの設定一覧
フォームの受信先・自動返信・SMTP設定
Search Consoleの所有者権限
Googleアナリティクスの管理者権限
タグマネージャーの管理・公開権限
Googleビジネスプロフィールのオーナー権限
広告・SNS・予約・決済サービスの権限
サイト構成と全ページURL一覧
更新・操作マニュアル
外部サービス・API連携一覧
更新・障害・復旧の履歴
サービスごとの契約料金・更新日・解約条件
新管理者による表示・フォーム・メール確認
旧制作会社・退職者の権限削除記録
すべてを一日で移す必要はありません。 ドメインやGoogleビジネスプロフィールなどは手続きに時間や制限がある場合があるため、 契約終了日の数週間前から一覧化と権限追加を始めましょう。
MORINOMIYAKO PLAN

制作会社変更や既存サイトの引き継ぎも 現在の管理状況から確認します

杜の都Webサービスでは、既存ホームページの契約・管理状況を確認し、 必要なデータと権限を整理したうえで、 制作・保守・更新の引き継ぎ方法をご案内します。

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引き継ぎ時に確認する主な内容

  • ドメイン・サーバーの契約状況
  • WordPressと管理アカウント
  • サイトファイル・データベース
  • テーマ・プラグイン・ライセンス
  • 問い合わせフォームとメール
  • Search Console・アクセス解析
  • バックアップと更新履歴
  • 公開後の保守・修正方法

※現在の契約内容や権利関係によっては、 旧制作会社から受け取れないデータや、移管に追加料金が必要な場合があります。 大規模移転、独自システム、メール移行などは別途対応となることがあります。

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制作会社を変更する前に
データと管理権限を一覧で確認しましょう

ログイン情報だけでなく、 サイトデータ、契約・ライセンス、Googleサービスの権限、 運用資料まで整理し、公開を止めずに引き継げる状態を作ります。

WordPressデータ・ドメイン移管・Googleサービスの権限について

本記事は、2026年7月時点のWordPress、 JPRSおよびGoogle公式情報を参考に作成しています。 実際に受け取れるデータ、アカウント、ライセンス、 引き継ぎ費用は制作契約と各サービスの利用条件によって異なります。