WordPressの更新は必要?
放置するリスクと安全な進め方
WordPressには、本体・テーマ・プラグイン・翻訳など複数の更新があります。 更新を長期間放置すると、セキュリティ修正や不具合改善を取り込めない一方、 確認せず一度に更新すると、表示崩れや機能停止が起きることもあります。 小規模事業者が安全に更新を続けるための基本手順を解説します。
ただし準備して実施
セキュリティ修正や不具合改善を取り込むため、更新を放置しないことが基本です。
バックアップを確保
ファイルとデータベースを保存し、問題発生時に更新前へ戻せる状態を作ります。
管理画面を確認
完了表示だけで判断せず、お客様が使う主要ページと問い合わせ機能を操作します。
WordPressの更新は必要です ただし更新前後の確認までが作業です
「更新しない」と「確認せず更新する」のどちらも避け、 バックアップ、更新、動作確認を一つの作業として管理します。
安全に更新
WordPress本体やプラグイン、テーマの更新には、セキュリティ修正、 不具合の解消、性能改善、新しい環境への対応などが含まれます。 更新通知を長期間放置すると、既に修正された問題を抱えた状態でサイトを運用することになります。
一方で、更新によってテーマとプラグインの互換性が変わったり、 独自に編集したファイルが上書きされたりする可能性があります。 そのため、更新ボタンを押すだけではなく、復元可能なバックアップと更新後の確認が必要です。
お問い合わせや予約に使う事業サイトでは、更新作業の目的を 「新しい機能を入れること」ではなく、 安全に動き続ける状態を保つことと考えると判断しやすくなります。
WordPressで更新対象になる 4つの項目
管理画面の「ダッシュボード → 更新」では、本体だけでなく、 テーマ、プラグイン、翻訳の更新状況も確認できます。
管理画面、投稿、ユーザー、データ処理など、WordPress全体の基礎となるソフトウェアです。
保守・セキュリティ更新と、大きな機能変更を含むメジャー更新があります。フォーム、SEO、バックアップ、セキュリティなど、サイトへ機能を追加します。
利用中だけでなく、停止中のプラグインも管理対象です。不要なら削除を検討します。レイアウト、装飾、テンプレートなど、サイトの見た目と表示処理を担当します。
親テーマのファイルを直接編集している場合、更新で変更が失われる可能性があります。WordPress本体、テーマ、プラグインで使用される日本語表示などの翻訳ファイルです。
通常は管理画面から他の更新と同様に適用できます。WordPressの更新を放置する 主な6つのリスク
更新が一つ残っているだけで直ちに問題が起きるとは限りませんが、 長期間の放置ほど修正差分と確認範囲が増えていきます。
セキュリティ修正を適用できず、公開された弱点を残した状態で運用する可能性があります。
既に修正されたエラー、管理画面の問題、表示崩れなどを解消できない場合があります。
サーバーのPHP、ブラウザ、外部サービスなどが更新され、古い構成では動作しにくくなることがあります。
複数年分の更新をまとめて適用すると、どの変更が不具合の原因か切り分けにくくなります。
開発元が新しいWordPressやPHPのみを対象にし、古い環境では更新や支援を受けにくくなることがあります。
フォーム、予約、電話ボタン、主要ページが正常に動かなくなると、問い合わせを逃す原因になります。
WordPressを安全に更新する 7つの基本手順
重要なのは、更新前の状態を保存し、更新後に何を確認するかを先に決めることです。
WordPress本体、テーマ、プラグインの更新対象を確認し、重要な変更や互換性情報がないか見ます。
画像、テーマ、プラグイン、設定ファイルだけでなく、投稿や設定を保存するデータベースも確保します。
バックアップが存在するだけでなく、誰がどの手順で戻すのか、管理画面へ入れない場合の対応も確認します。
営業時間外など影響の小さい時間を選び、更新中は他の担当者が同時に編集しないようにします。
重要なサイトでは、すべてを一度に更新せず、本体・テーマ・プラグインを区切りながら確認します。
トップ、料金、サービス、問い合わせフォーム、スマートフォン表示、管理画面を実際に操作します。
更新した項目、不具合の有無、確認したページを記録すると、次回の作業と問題発生時の調査に役立ちます。
自動更新と手動更新は サイトの重要度で使い分けます
自動更新は放置を防げますが、更新後の動作確認まで自動で完了するわけではありません。
更新後に不具合が出たときは 変更を増やさず切り分けます
慌てて別の更新や設定変更を重ねると、原因が分かりにくくなります。
どのページで何が起きたか、更新した項目、表示されたエラーをスクリーンショットとともに残します。
ブラウザ、WordPress、サーバー、CDNのキャッシュにより、古い表示が残っていないか確認します。
直前に更新したプラグインやテーマを中心に確認し、同時に複数の設定を変えないようにします。
事業への影響が大きい場合は、調査を続けるより先に正常だった状態へ戻す判断も必要です。
管理画面へ入れない、白い画面になる、エラーが続く場合は、ログやサーバー状況を確認できる担当者へ連絡します。
問題となった組み合わせ、復旧方法、次回の注意点を残し、更新手順へ反映します。
小規模なWordPressサイトで 確認したい12項目
更新通知の数だけを見るのではなく、バックアップ、管理者、確認結果まで一緒に管理します。
制作後のWordPress更新と 基本保守も年間プランで対応します
杜の都Webサービスでは、ホームページを作って終わりにせず、 WordPress本体・テーマ・プラグインの基本保守、バックアップ、 軽微な更新を年間プランへまとめています。
基本保守で確認する主な内容
- WordPress本体の更新管理
- テーマ・プラグインの更新管理
- 更新前後の基本確認
- 定期バックアップ
- フォーム・主要ページの確認
- 表示不具合の一次対応
- 月2回までの軽微な更新
- サーバー・ドメインの基本管理
※すべての不具合の無償修復、外部サービスの仕様変更、 独自開発機能、大規模改修、マルウェア除去などは標準対応範囲外となる場合があります。 実際の対応範囲は契約内容とサイト構成に基づいてご案内します。
料金・保守内容を確認する →誰が管理するか決まっていますか?
更新通知を放置している、バックアップの場所が分からない、 更新後の確認方法が決まっていない場合は、現在の管理状況から整理します。
本記事は、2026年7月時点のWordPress.org公式ドキュメントを参考に、 小規模事業者向けの一般的な更新手順を整理しています。 実際の更新方法や安全性は、サーバー、テーマ、プラグイン、独自変更、契約内容によって異なります。


