士業のホームページに必要な内容|相談につなげる情報設計
税理士・行政書士・司法書士・社会保険労務士などのホームページでは、資格名を掲げるだけでなく、どの相談に対応できるか、費用はどこまで分かるか、誰が担当するか、相談内容をどのように扱うかを具体的に伝えることが重要です。対応業務、料金目安、相談の流れ、プロフィール、守秘性を整理し、初回相談前の不安を減らす構成を解説します。
業務名だけでなく、相談者の状況や依頼できる範囲を具体的に示します。
相談料、標準報酬、追加費用の条件、担当資格者の情報を整理します。
問い合わせ後の確認、面談、見積もり、契約までの流れを説明します。
相談者が確認する順番で情報を配置します
事務所の理念や沿革を先に長く語るより、自分の相談に対応できるか、費用と進め方を確認できるかを先に示します。
相談できるか
相続、許認可、税務、労務、登記など、自分の課題に対応する業務があるかを確認します。
費用を想定できるか
初回相談料、標準報酬、実費、追加費用、見積もりの時期を確認します。
誰が担当するか
資格者の氏名、登録情報、経験分野、事務所内の担当体制を確認します。
安心して話せるか
相談方法、必要資料、守秘性、個人情報の扱い、返信の目安を確認します。
対象業務、対応地域、相談方法、料金の決まり方、担当者、受任できないケースなど、相談者が自分の状況へ当てはめられる情報へ置き換えます。
対応業務・対象者・相談範囲を具体的に整理します
資格名だけでは業務範囲が伝わりにくいため、相談者の状況と依頼できる作業をセットで示します。
対応する相談
会社設立、相続、許認可、確定申告、給与計算など、相談者が使う言葉で分類します。
専門用語だけでなく、困りごとから探せる入口を作ります。依頼できる作業
相談、調査、書類作成、申請、代理、継続支援など、提供範囲を具体的に示します。
士業ごとの法定業務と実際のサービス内容を一致させます。主な対象者
個人、個人事業主、法人、医療機関、建設業など、主に対応する依頼者を示します。
対象を広く見せすぎず、経験のある相談を明確にします。対応地域・方法
来所、訪問、電話、オンライン、郵送の可否と、対応する地域を案内します。
オンライン対応でも、本人確認や原本提出の条件を補足します。必要資料・期限
相談時に分かる範囲で必要資料、締切、手続期間、緊急相談の可否を示します。
資料が揃っていない場合の相談方法も案内します。対象外・連携業務
受任できない内容や、他士業・専門家との連携が必要になるケースを説明します。
業務範囲を曖昧にせず、必要な案内先を示します。業務ごとに対象者、対応内容、必要資料、料金、期間、相談方法を揃えると比較しやすくなります。詳しい構成はサービス紹介ページの作り方も参考にしてください。
料金目安は総額の決まり方が分かるようにします
一律料金にできない業務でも、相談料、基本報酬、実費、追加条件、見積もり時期を示せます。
条件をそろえる
「○円〜」だけでは最低価格が適用される条件が分かりません。含まれる作業、件数、期間、実費、追加料金、税込・税別を同じ場所で説明します。
料金だけを別ページに置くのではなく、対象業務、含まれる作業、追加条件、支払時期をサービスページからも確認できるようにします。掲載方法はホームページに料金表を載せるメリットと注意点も参考にしてください。
プロフィール・資格・担当体制を確認できる形で掲載します
相談者は資格名だけでなく、誰が話を聞き、誰が業務を担当し、どの分野に経験があるかを確認します。
資格者の氏名・肩書
代表者と担当資格者の氏名、資格名、事務所名を正式な表記で掲載します。
登録・所属情報
登録番号や所属会を掲載する場合は、各連合会・士業団体の公開情報と照合します。
経験分野・対象業種
年数だけでなく、主に扱う相談、対象者、業種、対応地域を具体的に示します。
相談者との担当関係
初回相談者、実務担当者、資格者による確認、連絡窓口の役割を説明します。
他士業・外部専門家との連携
必要に応じて連携する専門家と、情報共有前の同意や費用の扱いを説明します。
実績表現の根拠
件数、解決率、満足度、地域一番などを載せる場合は、期間・対象・集計方法を確認します。
日本税理士会連合会の税理士情報検索サイトや、日本行政書士会連合会・各都道府県会の会員情報など、資格ごとの公式情報と表記を合わせます。士業全体を一つの制度として扱わず、該当資格の規則を確認してください。
相談から受任・完了までの流れを具体的に示します
問い合わせ後に何を聞かれ、いつ費用が確定し、どの段階で契約になるかが分かると相談しやすくなります。
見える化する
一般的な流れは、問い合わせ、相談内容の確認、面談、必要資料の確認、対応可否と見積もりの提示、契約・委任、業務開始、進捗連絡、完了・納品です。実際の事務所の運用に合わせ、各段階で相談者が準備するものを示します。
相談内容によっては、受任前の本人確認、利益相反や業務範囲の確認、期限の確認が必要です。「問い合わせ=受任」ではないこと、正式受任となる時点、急ぎの案件へ対応できない場合の案内も明確にします。
- 相談方法と受付時間
- 最初に伝える情報
- 面談場所・オンライン可否
- 必要資料と原本の扱い
- 見積もり・契約の時期
- 進捗連絡と完了後の対応
氏名、連絡先、相談分野、希望方法など、初回連絡に必要な項目へ絞ります。戸籍、マイナンバー、身分証明書、契約書全文などの送付方法は、受任前後の安全な手順を別途案内してください。
守秘義務とホームページの個人情報管理を分けて説明します
資格者の守秘義務があることと、フォームやメールで受け取る個人情報を安全に管理することは、どちらも必要ですが同じ説明ではありません。
根拠と対象範囲を正確に示す
- 該当士業の法令・職業規則に基づく義務
- 相談・受任で知り得た情報の扱い
- 職員や外部連携先への情報共有方針
- 本人同意や法令に基づく例外
- 「絶対に漏れない」などの断定を避ける
取得後の管理方法を整える
- フォームの取得項目と利用目的
- SSL化と管理画面のアクセス制限
- メール・クラウド・端末の権限管理
- 保存期間、廃棄、委託先の管理
- プライバシーポリシーと問い合わせ窓口
ただし、根拠や対象は士業ごとに異なります。また、個人情報保護委員会は事業者に対し、漏えい等を防ぐための必要かつ適切な安全管理措置を求めています。サイト上の説明だけでなく、実際の取扱体制を整えることが前提です。
士業ホームページの公開前チェック16項目
相談者が対応範囲・費用・担当者・情報管理を確認し、迷わず問い合わせできる状態かを点検します。
対応業務と相談の流れを最大5ページに整理します
杜の都Webサービスでは、対応業務、料金目安、プロフィール、相談の流れ、問い合わせ導線を組み合わせ、小規模な士業事務所が更新しやすいホームページを制作します。
士業サイトでまとめられる内容
- 対応業務・対象者・対応地域
- 料金目安・見積もり条件
- 資格者プロフィール・事務所概要
- 相談から受任までの流れ
- 必要資料・よくある質問
- 電話・フォームへの相談導線
- プライバシーポリシー
- 公開後の保守・更新相談
現在の事務所案内、料金表、プロフィール、業務資料などを確認し、公開できる情報から無理なく構成します。
料金とサービス内容を確認する業務内容や料金資料が整理されていない状態でも、対応範囲、相談の流れ、資格情報を確認しながら必要なページを組み立てられます。
資格・登録、対応業務、守秘義務、個人情報管理を掲載する際は、該当する士業と制度の最新情報を公式サイトでも確認してください。


